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2010年7月10日 (土)

いのち その3

種牛、それはそれは大切な牛。

肉牛農家ではないので、どれくらい大切なのか詳しくは説明できませんが・・・。

種牛の殺処分は、そう簡単な問題ではないのですよね。

福井県のブランドトマトで例えると、『今すぐ越のルビーの苗を全て処分しなさい』と言われているようなものでは?と感じております。

そんなこと言われたら、福井県民は皆声を揃えて、
「なぜだ!!病気にもなってない苗を処分しなければいけないのだ??この苗ができるまでに大勢の人の努力と、何年もの歳月がかかっているのだぞ!!!福井の農家を潰す気か?!もう二度とあのおいしい越のルビーが食べれなくなっていいのか??」
と言うに違いありません。

種牛をつくりあげるのにも、何十年もの月日と努力がかかるらしいです。それに加え、良い系統が誕生するのには、運や奇跡も必要でしょう。

またつくればいいという単純なことではないですよね。

昨日紹介したわんこさんだって、9回も出産しているのに一度も遺伝子を残せていませんし…(;^_^A
雌を産んだからといって、その子に素敵な乳牛の部分が遺伝しているかどうかはわかりませんし…。

牛のお産は人間と似ていて、基本的に10ヶ月ほど妊娠し、1頭を出産します。
そう簡単に子孫を増やせるわけではないのです。

とは言っても、口蹄疫は恐ろしいです。
ルールに従うべきだとは思いますが、もしも可能ならば大切な財産が守られてほしいとも思います。

見えない敵ウイルス VS 大切な種牛
勝敗はいかに・・・

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