種牛が・・・
大切な種牛が、殺処分されてしまいました。
もしかすると、殺処分されなくてすむんじゃないか?!と思っていただけに、ショックがでかいです。
でも、恐ろしい口蹄疫のことや、決められたルールのこと、周辺の畜産家の方のことなどを考えると、当然の結果なのかなとも思えます・・・。
それにしても残念です。
大切な種牛が、殺処分されてしまいました。
もしかすると、殺処分されなくてすむんじゃないか?!と思っていただけに、ショックがでかいです。
でも、恐ろしい口蹄疫のことや、決められたルールのこと、周辺の畜産家の方のことなどを考えると、当然の結果なのかなとも思えます・・・。
それにしても残念です。
種牛、それはそれは大切な牛。
肉牛農家ではないので、どれくらい大切なのか詳しくは説明できませんが・・・。
種牛の殺処分は、そう簡単な問題ではないのですよね。
福井県のブランドトマトで例えると、『今すぐ越のルビーの苗を全て処分しなさい』と言われているようなものでは?と感じております。
そんなこと言われたら、福井県民は皆声を揃えて、
「なぜだ!!病気にもなってない苗を処分しなければいけないのだ??この苗ができるまでに大勢の人の努力と、何年もの歳月がかかっているのだぞ!!!福井の農家を潰す気か?!もう二度とあのおいしい越のルビーが食べれなくなっていいのか??」
と言うに違いありません。
種牛をつくりあげるのにも、何十年もの月日と努力がかかるらしいです。それに加え、良い系統が誕生するのには、運や奇跡も必要でしょう。
またつくればいいという単純なことではないですよね。
昨日紹介したわんこさんだって、9回も出産しているのに一度も遺伝子を残せていませんし…(;^_^A
雌を産んだからといって、その子に素敵な乳牛の部分が遺伝しているかどうかはわかりませんし…。
牛のお産は人間と似ていて、基本的に10ヶ月ほど妊娠し、1頭を出産します。
そう簡単に子孫を増やせるわけではないのです。
とは言っても、口蹄疫は恐ろしいです。
ルールに従うべきだとは思いますが、もしも可能ならば大切な財産が守られてほしいとも思います。
見えない敵ウイルス VS 大切な種牛
勝敗はいかに・・・
わんこさん、9回目の出産。
また、新しい命が生まれまきた。
大きくて元気な男の子でした。
そう、男の子。
9回連続男の子!!!
それにしても、わんこさんは素敵な乳牛だと思います。
☆おばあちゃんなのに健康☆
☆9回も出産しているのに体格が若い☆見た目は3歳ぐらい!
乳牛は平均3〜4産でお役目を終えます。
☆乳が垂れていない☆
他の牛は3産目ぐらいから乳が垂れてきて、搾乳しずらくなるんですがね。
☆性格が穏やか☆
やはり暴れん坊の牛さんは、管理しずらいですね。
こういう素敵な牛の血統はぜひ残していきたいのに、そう願うときに限って♀が生まれない(;^_^A
こればっかりは自然まかせなので、難しいですね。
ちなみに、雄が生まれた場合、その子牛さんはどうなるかといいますと…!
肉牛農家さんへ婿に行きます。
雄でも雌でも大切ないのちです。
そして、その大切ないのちを育てるために乳が分泌されるようになります。
いくら乳牛でも、出産しなければ乳はでませんし、子牛が大きくなる頃には乳量も減ってきます。人間と同じです。
人間は、その大切な乳を“牛乳”として頂いているわけです。
感謝しなきゃね〜♪
口蹄疫、恐ろしいです。
毎日たくさんの牛さんや豚さんが殺処分されてしまいました。
今もまだ油断のできない状況であります。
なんて恐ろしいことが現実に起こってしまっているんでしょう・・・。
しばらくは寝れない日が続きました。
家族同然の牛さんたちが、ある日突然全頭殺されてしまうなんて、辛すぎます、悲しすぎます。
でも、現地の農家さんたちのブログを読んだり、声を聞いたりしていると、『また牛を飼いたい!』『やり直したい』『頑張ります!』と、必死に力強く闘っていらっしゃることを知りました。
口蹄疫のウイルスという見えない敵は、恐ろしすぎて怯えてしまいます。
でも、カウカウが弱気になっていてはいけないと思うようになりました。
今のカウカウにできること・・・、それは・・・!
口蹄疫をこれ以上広めないために
“自分の牧場は自分で守る!つまり、消毒の徹底ですね。”
頑張りますよ−!
そして、酪農家として酪農を続けることも、いつか宮崎の牛飼いさんたちが復帰する際のの力になれるはず!!
そしてそして、元気な牧場ここにあり☆とブログを更新することも大切かな♪
ということで、これからもこのブログをよろしくお願いしますm(__)m